私には二人の息子 ( 32歳と30歳 ) がいます。
今日まで、息子達が私に対して、反抗的な言動や態度を取ったことがありません。
このことを、ある社長にお話したところ
『それは奥さんがしっかりと息子さんたちを教育されている結果でしょう。』
と、言われました。
皆さんは家族とのコミュニケーションを、どのようにお考えでしょうか?
おそらく多くの方々は、家族との共有された時間を過ごすこととお考えだと思います。
しかしながら
それはコミュニケーションを取ることに、本当に役に立っているのでしょうか。
父親が単身赴任の家族や、年間のほとんどの時間を出張に費やされている父親は
家族とのコミニュケーションが取れていない、とお考えでしょうか?
一般的に、家族とのコミュニケーションという事を連想するに
家族との記念日 ( 誕生日等 ) に食事や旅行ということが多いと思います。
しかし残念ながら、これらのことはコミュニケーションを取ることにほとんど効果がありません。
会社での社員旅行や飲み会等が、社員とのコミュニケーションを取ることにほとんど効果がないのと同じ事なのです。
私は子供たちが幼少のころから中学生ぐらいまで、家族とほとんど食事をしたことがありません。
出張が多かったり、帰宅時間が遅いことが多かったので当然そうなります。
家族との外食も、年に一、二回程度でした。
では、私はどのようにコミュニケーションを取っていたのでしょう?
子供たちとコミュニケーションを取ってくれていたのは、妻なのです。
「お父さんが一生懸命に働いてくれているから、家族が暮らしていけるのよ。」
「お父さんはスーパーマンなの。だから誰にも負けないの!」
いつもいつも、子供たちに刷り込むように話をしていたのです。
もし
経営者の方々に、このようなお母さんがいたら、どうですか?
社員とのコミュニケーションを、しっかり取ってくれるはずです。
王子経営研究会では、このようなお母さんのことを
CCO ( チーフ・コミュニケーション・オフィサー ) と定義づけています。
『君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず』です。
社内にCCOを育成し、配置すれば、社員とのコミュニケーションは盤石となります。
こじまあきら書く