最近、、、あなたは恋をしていますか?という問いかけに、果して何割の方がyesと答えるのか、小生は興味があります。
答えは10割です。老若男女また既婚・未婚を問わず100%の方が恋をしています。
「恋」の本質は、一方通行!
このこと理解していない方が、結構いらっしゃるのでないでしょうか。
日常の生活の中で、あなたが仕事で、プライベートで、学校で、または旅先や街中等で、異性に対して「綺麗」とか「かっこいい」とか「素敵」とか思うことがあります。
この時「キュン」したものを感じるはずです。
このキュンとする感覚が、恋の正体なのです。
ほとんどの場合、このキュンとした初期微動は、振幅もエネルギーも極めて小さいので、本震を起こすことはありません。
もちろん本人の自覚もありません。
このキュンのエネルギーが大きいと、本人が認識できる「恋」となります。
この分かりやすい例が、アイドルの追っかけです。
あるアイドルまたはアイドルグループのコンサートに殺到する「恋の病」に罹患した方々が、そのコンサート会場に殺到します。
運よくチケットを入手できた方、そのチケットを求めて会場の外でチケットを譲ってほしいと懇願する方、当日何らかの事情によりコンサートに行けない方等潜在的な恋の病に侵食された方を含めると、その数は数十万人になると推察します。
数十万人 → 1人の、恋の一方通行です。
そして両想いになる可能性は、限りなくゼロです。
では、一般的な恋の行方はどうかというと、出会いの時にキュンときて、その後の時間差はいろいろでしょうが、会話が成立した場合、そこから食事をしたとします。
この時に、潜伏していた初期微動のエネルギーが増幅されて本震が起こります。幸せな瞬間です。ここで双方の想いが確認できたとき、これが「恋愛」のスタートです。
お互いに、未婚または離婚を検討中で、社会的に相当である年齢の場合は、「結婚」という方向に進むのが自然です。
前回の投稿で書いたように、この段階から相手の社会的身分・職業、収入・財産、学歴等の見積りが始まります。
これが「恋愛からの脱線」です。
これらの見積りが始まると、お互いが本性を見せません。本性を現すのは結婚後です。
そして「恋」が離脱して、「愛」が残ります。
お互いが結婚して「愛」を育むことができれば、幸せな家庭を築くことが出来ます。
理屈としては、結婚生活は単純なのですが、うまく行かない場合も少なくありません。
そして多くの場合、離婚する、または離婚を考えるということが生じてきます。
このことから見えてくるのは、お互いを見積もることは、結婚にとって不自然な事なのです。
一方、脱線せずに「恋愛の本線」を進むケースがありますが、それは極々稀です。
純粋に恋愛の渦の中に浸っていると、益々エネルギーが増幅され、そのスピードが制御できなくなります。
そして、お互いの身も心も『溶けてしまいそうな感覚』が生じます。メルトダウンです。
この状態は、見積りや計算の全くない世界、、、ここまでの経験をしている方は、極めて極めて少ないです。
現在ではあまり聞かなくなりましたが、心中や駆け落ちという行動を取ることもあります。
言い換えれば、恋愛中に常に見積りが行われているというのが、現在の恋愛の実態なのです。
つまり、お金が見積りの中心軸ということです。
パパ活等のお金だけの愛人契約というのは、最近のことであり、開闢以来敗戦までにはなかったことです。
拝金主義者や心の貧乏人等が、大多数を占める世の中になってしまいました。
さて、一般的な恋に戻りますが、あなたが既婚者の場合、キュンとしたときめきを感じたとします。
その時に思うのが、配偶者に対する罪悪感です。
ところが、その配偶者もあなた以外の他人に対して、同じものを感じているのも事実です。
このことから、恋をすること自体は、悪いことではないと結論付けることが出来ます。
問題となるのは、既婚者の「恋」が「恋愛」に発展した場合です。
相思相愛の暴走モードの中で、不倫に発展するか否かなのですが前述のように、見積りの存在、本性の露呈等がある場合が殆どなので既婚者が離婚を検討中の場合は、不倫に発展する可能性は大です。
純粋な恋愛に対する憧れを、本能的に持っているからです。
では、暴走モードの状況の中で、家庭崩壊の危機的状況を
どう立て直すかですが・・・答えは
① COOL HEAD
② WARM HEART
③ IRON WILL
恋愛も経営も、如何にハンドリングするかは、実は同じなのです。
こじまあきら書く