OKKブログの読者の皆様、はじめまして。眞山と申します。
Webの記事を各所で寄稿させていただいていますが、こちらのブログは今日がデビュー戦です。
思えば18歳の時、初めてホームページというものを作ったのがWebの世界での発信の始まりでした。
大学のサーバーを使ったとても簡易なサイトでした。HTMLのコードをにわかで勉強して、FTPソフトでファイルをアップロードする作業は、今思い出せば非常に煩雑なものでしたが、HPを開設したころはとても楽しくて、投稿した内容について掲示板で感想をもらったり、カウンターの数字がどんどん増えていくことにわくわくしていたものです。
当時はHPを運営している人はかなりのマイノリティでした。それがブログサービスの登場で大きく変わり、発信者が急激に増えていった。多くの人が「自分もブログをやろう!」と決意をして、ライブドアやらシーサーやら、手近なところでサービス検索をして、多くの人が深く考えずに「○○の徒然日記」というタイトルを付けていた時代です。
あの頃のブログはどうなったんだろう…?と思ってふとエゴサーチをしてみると、何年も前に投稿がストップしてしまった「空き家」のような自分のブログがまだある…という方も少なくないだろうと思います。
かくいう自分も、何個もブログを開いては閉鎖し、サイトを運営しては閉鎖し、メルマガを創刊しては廃刊し…やがてTwitterやFacebookといったサービスに登録し…いろいろな発信の場をふらふらとしましたが、「発信」という行為自体はなんだかんだで20年近く続いています。
あとから見ればそのことを「継続は力」と言えなくもありません。結果として、執筆のスピードは上がったし、商業出版などの機会にも恵まれました。発信者として大きな場を頂けるのは非常にありがたいことです。
が、最初から「続ける」ことを目的にしたかと言えば、そうでもありません。むしろ、幼少のころから「続ける」ということは本当に苦手なほうです。
「継続は力」という言葉がありますが、自分はこうも思っています。
「継続は力だ。でも、惰性は力ではない」
習い事などが全然続かずに親を困らせていたころの自分は、どこか「根気がない」と自分を責めていた部分もありますが、よくよく考えれば、惰性を切り取るという発想は、実はメリットが多いものだと思います。
ホームページに飽きたら、やめればいい。ブログに飽きたら、やめればいい。他に新しいサービスが生まれたら、目移りしてもいい。それでも「続いたもの」を力に変えれば良いのだ。
「継続は力」「石の上にも三年」
それを信条にしていようがいまいが、実はこういった考え方に都合良く、社会は出来ています。
勤続年数に応じて積みあがる退職金
事業計画やその進捗に応じて決まる融資の方針
実績重視の中途採用
そして、そんな社会がすでに制度疲労を起こしていることは、誰の眼にも明らか。
「継続は力だ。でも、惰性は力ではない」
「石の上にも三年いれば暖まる。でも、尻は冷える」
新しい価値観に基づく社会の在り方が、問われています。
…さあ、眞山のOKKの投稿は「惰性」ではなく続いていくのだろうか?
自分で自分のことを見守りたいと思います。