皆さんこんにちは、眞山です。
2019年がスタートしましたが、皆さんはどのようなお正月をお過ごしでしょうか?
さて、実は私、2018年の最終四半期に7キロほど減量しました。
(画像はお察しの通り、私の体重の推移を記録したものです)
この減量のための取り組みは、自分にとってはもちろん余計な体重をカットして
より健康に、あるいは快活に生活できるという面をもたらしたのですが、
実はそれ以外にもたくさんの副産物を得ることができました。
2019年、新しい目標を立てる方も多いことと思います。
そんな方の何かのヒントになればと思い、ダイエットから学んだいくつかのことを
ここにつらつらと書いてみたいと思います。
【目標を設定する前に】
1.勇気を出して不都合な現実を直視すること
下手糞の 上級者への 道のりは
おのが下手さを 知りて一歩目
これは、スラムダンクという人気漫画に出てくる名台詞の一つです。
例えば、慌てて今年からダイエットを始めようと決意するきっかけは、
・久しぶりに体重計に乗ってみた
・久しぶりに、鏡でまじまじと自分の体を見た
…といった時だったりすることが多いです。
裏を返せば、それまではろくに体重も量っていなかったり、
食べ物に気を使ってもいなかったりしていたからこそ、
目標を設定する羽目になったといえます。
一流のアスリートやパフォーマーは、
いつでも自分の試合、演技の映像をしっかりと見て、
そのたびに自分に足りないところを直視しています。
それをコンピューターを利用して測定したり、有能なコーチを付けることもあります。
もちろん、一般の人がそこまでする必要はないとしても、
不都合な現実を見ようとしないという習慣こそが、
打破すべきものだということをまず知らなければなりません。
【次に、目標を設定する】
2.目標とすべき指標は、しばしば最終目標ではない
上述の通り、最大の問題点は「不都合な現実を見ない自分」。
なので「10kg減らす」とか「体重を〇kg以下にする!」という目標は
決して間違いではないものの、それはあくまで当面の目標に過ぎないということを、
知っておかないといけません。
浪費癖があって借金を抱える人にとって、
その借金を臨時収入で減らすことは、ひとまず有効かもしれません。
でも、その浪費癖を改めない限り、いずれまた借金は増えていきます。
…同じことがダイエットでも言えるわけです。
大食いで体脂肪を抱える人が、
いったんライ〇ップで体重を減らしたとしても、
大食いを改めないと意味がありません。
というわけで自分は、当面の目標として到達すべき体重を意識しつつ、
最終目標を以下のように置いていました。
「メニューやスマホアプリに頼らなくても食べ物の
カロリーをある程度概算できること。
またその結果として、毎日の摂取カロリーを一定以下に
抑え続けることができるようになること。」
この状態になれば、大きなリバウンドは起こりません。
年末年始の付き合いでやむなく体重が増えたとしても、
短期的に計画を立てればすぐに取り戻すことができるわけです。
とはいえ、最終的な目標というのはそれなりに遠大なものです。
いわば、当面の目標は「単年度予算」であり、
最終的な目標は「経営理念」に近いものなのかもしれません。
(はい、無理やりOKKっぽい雰囲気にしてみたかっただけです)
【目標に向けて歩み始めたら】
3.何事にも躓きはあると覚悟すること
先ほどチラッと書きましたが、
年末年始のシーズンはダイエットの大敵です。
今日、まさに私はおせち料理を食べたわけですが、
通販物のおせち料理というのは、「正気か?」と思うほど
砂糖の甘味が強いものです。
そしてさらに怖いのが、
その甘さに、ほんの2~3口で慣れてしまう自分の感覚だったりします。
親戚が集まるとはいえ、限られた人数で、
たくさんのごちそうを食べるとき、どうしても
「残したら申し訳ない」という気持ちにもなります。
結果、分かっていても食べてしまう。
…みたいなつまずきは、ダイエットでなくても起こるものでしょう。
そういう不確定要素はあらかじめ、織り込んでおくことが大事です。
4.他人のせいにしないこと
少なくとも、そんな風におせちを平らげてしまった後、
「なんだ、あのおせちは…甘すぎるんだよ!」と、
不満をタラタラいうのはお門違いというものです。
そんなに甘いおせちが嫌なら、
来年から砂糖を使わずに自分で作ればよいわけで。
目標を立てたのは自分。
そして、その目標で幸福を享受できるのも、自分です。
…それが享受できないからといって、
他人に不満をぶつけるべきではありません。
これはダイエットに限らず、例えば仕事の場面でもそうです。
「営業が勝手に顧客の無理難題を聞いてきた」
「技術が顧客の要望を容れようとしてくれなかった」
そんな押し合いへし合いをすることに、1円の価値もありません。
5.楽しいと思える工夫をすること
目標をあっさり達成できるタイプの人は、
この工夫が得意です。
私の場合、1日の摂取カロリーを1500kcalと設定して、
夕飯時は朝、昼で摂ったカロリーを踏まえて、ぴったり1500kcalになるように、
しかも、PFC(タンパク・炭水化物・資質)のバランスも理想的になるように、
「ぴたり賞」を狙って食事することにしていました。
…こういったゲーム化をすることで、
「我慢しなきゃ…」「頑張らなきゃ…」という領域から、
一歩抜け出すことができます。
3カ月で7kg減、という話をすると、人によっては
「ストイックですね~」と言ってくださるのですが、
ぜんぜんそんなことはなく、むしろ本人は面白がって取り組んでいました。
周囲が「大変だ」と思うことを、
楽しく取り組めるような状態を作り上げることができたら、
その目標が達成できる可能性は、飛躍的に高まるのではないかと思います。
皆さんの2019年が、素晴らしいものになりますように。